《ALL RANGE(全範囲)メソッド》 これは僕らがやっているSタッチを使用したボートアジングの釣り方を意味しています。
アジという魚は非常に面白い魚で魚探を見ていても常に動き、ボトム(底)にいたかと思えば10mも浮いたりまた沈んだりと上下にものすごく動く魚で、いつもボトムばかり釣っていたのではアジが浮いてしまうと全く釣れなくなってしまいます。
そうするとボトムから表層まで探れる釣り方が必要になりますが、ご存知の様に沖の場合オカッパリと違って水深もマチマチで浅い場所で10m、深い場所だと80m位まで釣り場が存在します。
それらの変化の激しいポイントに合わせる為にはシンカーの重さをしょっちゅう変えないといけないわけで、Sタッチに付いているスナップスイベルにシンカーを付けるだけでワンタッチに交換出来るので水深の変化、潮の変化、アジの活性によるシンカーの使い分けが簡単に出来、あらゆる層にいるアジにアジャスト出来ます。
要はオカッパリと同じでアジの居る層にワームを長くキープさせることが重要で一つの釣り方としては、ワンピッチで上げてステイ、またワンピッチで上げてステイを繰り返していきアジの居る層を探っていき、アジの活性や食性によりキープする時間を長くしたり短くしたり調整しながらその日の一番食うステイ時間を見つけます。
この様にしてアジのいるレンジを見つけたらそのレンジにキープしながらよりワームを目立たせる様に色々な方法で誘いながら釣ります。
アタリは水深20m位まではロッドにも伝わりますが、それ以上深くなってくるとロッドには伝わりにくくなり、ティップ(竿先)が動くアタリを捉える様にして少しの変化も全てアワセます。
通常のアジングロッドではティップにアタリは出にくいため、ボートアジング専用の《Remarkable CER-62》を使用します。
このロッドを使用すれば僅かなアタリでもティップに出るため、水深50~60mといった場所でも対応できます。
バーチカルでの釣りですのでキャストは必要ありません。
どなたでも目で見てアワセることが出来るため、初心者や女性でも釣ることが可能です。
ボートアジングの最大の魅力は、ショア(岸)からではなかなか釣ることが出来ない大型のアジが釣れることです。
すべてのレンジ(層)が攻略可能な《ARメソッド》で是非ギガアジを釣って頂きたいと思います。
ボートアジングは少し前までは難しいと思っていたのですがSタッチの出現で実に簡単になった。
それまではスプリットやダウンショットなどの研究をしましたが、スプリットを入れる事でどうしてもリーダーが絡み易くなり、しかもあたりが非常に繊細になる。
それを防ぐには船釣りや投げ釣りの天秤等を使用するしかなく、天秤はアジングではなく船釣りに近くなるからなと、妙なこだわりがありダウンショットも釣果の差が激しく安定しないので使い難いと考えていました。
そんなふうに考えている際にSキャリーを使ってオカッパリでアジングをしている時に閃いたのが、このSキャリーの代わりにオモリを付ければ交換もワンタッチで出来るし、ジグヘッドまでの距離も自由自在にできるのではないかと考え、そこで試しにSタッチを使用してナス型オモリを付けたところほとんど絡まず、しかもSタッチのウキ止めゴムの質が良いので20g位のオモリを付けてもズレない。
これで一気に問題が解決した。
ここからはボートに乗って色々試すだけで、最初はPEを作るつもりがなかったのでピンキーを使用して試行錯誤していたとき、水深がある場所においてはロッドでは感じることが出来ないアタリが有ることに気が付いた。
水深のある水中は、潮が複雑なのでアタリの伝達がどうしても悪くなる。
ロッドをシャクッたらアジが掛かっていると言う事も多かったので、試しにFPR-55を持ち込んでFPR-55のF-tuned ティップを使えばアジが食えば何らかの形でラインが引っ張られる筈なのでティップにアタリが出るのではないかと考え使用してみた。
すると、これが見事にハマり1〜2cm位引き込む動きも有ればティップを弾く様な物もあり観察すると波とは違う千差万別の動きでアジのアタリを知らせてくれる。
しかもベリーを強くしたファーストテーパーのロッドなので結構な重量を背負ってもベリーで支えてくれ重くてもトゥイッチは入れる事ができる。
これならば、初心者でも十分にアタリを認識してもらえるので、後は確実なるメソッドを作り上げればボートアジングは成立させる事ができると確信を持ちました。
先ずはアジの量も大きさも他所とは違う大分の豊後水道でテストを繰り返し、ここでの釣り方をマスターしそこから長崎、福岡、東京湾、新潟、瀬戸内と色々な地域でテストを繰り返していると大体三つのメソッドで全てまかなえる事が分かってきました。
大きく分けて縦の動き、横の動きとリアクション、この三つのパターンしかなくこれに少しエッセンスを加えアレンジしてやるだけでどこのアジにも通用する事がわかった。
先ずは、ボートアジングタックルから説明をしましょう。
ロッド
『Remarkable CER-62』
F-tunedティップを搭載したボートアジング専用ロッド
ライン
Surpass(サーパス)0.175号
これは水深にもよりますが、PEの方がより細い物を使えるので潮の影響を受けにくく有利です。
水深が20m位と浅ければ問題ないですが、それ以上だとどうしてもPEの方が有利になります。
ジグヘッド
ストリームヘッド0.3g〜0.8gまでが使いやすくこれ以上重くする必要はなく、ヨンマル越えでもストリームヘッドで問題なく上がります。
アジの活性が高い時は、ダイヤモンドヘッドの0.4g〜0.6gを使用します。
ワーム
これは全国どこでも釣れるのが、メデューサやキメラベイトの しろ、にじ、こうはく、あからめ
濁った時に効果があるのが、あからめ でその流れで こうはく も良く釣れる。
あとダークホースですが、もも、すみいろ も良く反応します。
これらは僕が使った代表的な良く釣れるカラーでどこのポイントでもこれだけ有れば困らない。
オカッパリとは違いワームの大きさは小さい物より大きな物の方に反応が早いです。
リグ
リグは極めて簡単でPEにジョイントライン1.2~1.7号を1.5m位繋ぎ、それにSタッチを通しジグヘッドを結びSタッチのスナップスイベルにナス型オモリを付けるだけ。
Sタッチを使用する事で絡みも少なくなりストレスがなくなる。
オモリの交換もワンタッチで出来るので非常に楽です。
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